最近はガソリン価格が高騰しています。
レギュラーガソリンの全国平均価格が182円で、ハイオクに至っては192円です。(2023.8月時点)
このことから、こんな悩みや疑問を持たれる方も多いと思います。
ガソリン代高石、少しでもクルマのガソリン代を節約したいな
クルマの燃費を改善する方法ってあるのかな?
燃費とは、一定の距離をどれだけの燃料で走れるかを示す指標であり、「1Lあたり何km走れるか」を表す「km/L」で示します。
燃費計算の一つに満タン法と呼ばれる計算方法があります。走った距離と使用したガソリンの量を用いて計算することで、燃費を割り出す方法です。
満タン法による計算式
1.ガソリンを満タンにする
2.トリップメーターをリセット
3.ガソリンがなくなるまで走行する
4.ガソリンを満タンに給油
5.給油量と走行距離を割って実燃費を計算
計算式 :トリップメーターの距離(km)÷給油量(L)=1リットル当たりの燃費
計算例 :仮に200km走行し、燃料を20L給油したとすると、1Lあたりの燃費は以下の計算式になります。
計算結果:200km÷20L=10km/L
燃費が悪化する理由はさまざまありますが、コレをすれば燃費改善、ガソリン代節約に期待できます。
それでは次章より詳しく解説します
ここからは、燃費改善に期待できる方法を一つづつご紹介します。
日頃、このような運転をされていませんか?
スタート時はアクセルを思い切り踏み込んで急加速
赤信号の手前でブレーキペダルを強く踏み込み急ブレーキをかける。
このような運転をしていると車の燃費の悪化につながります。 安定した速度で走り続けることで燃費は向上します。
時間と心にゆとりを持ち、穏やかな運転スタイルを心がけましょう。
高速道路では時速100km以下で運転することで、燃費を改善することが期待できます。
これ以上の速度で走行すると、車体への空気抵抗が大きくなり、燃費悪化につながる恐れがあります。
一般的には、最高速度が時速80kmで設定されている区間が多いと思います。
逆にこれ以下の速度で走行すると、後続車をが接近してくるなど危険性も伴いますので交通量、交通の流れを読みながら、法定速度を守り適切な速度で運転をすることをおすすめします。
消耗品のメンテナンスはされていますか?
エンジンオイル交換やエアフィルターの清掃、タイヤの適切な空気圧の維持など、車の定期的なメンテナンスは燃費を向上させます。
劣化したエンジンオイルを使用し続けると循環作用がうまく働かなくなってしまうことがあり、エンジンの動きが悪化して、車を動かすのに必要な力を効率的に伝えることができなくなります。そのため余計な大きな力が必要になり、その分ガソリンを消費するため燃費が下がります。
タイヤの空気圧は1ヶ月間で5kPa~10kPa低下するといわれています。
タイヤはゴムでできており、空気を透過するので、月に1度は空気圧調整を行ったほうがいいです。
その際、エアゲージと呼ばれる工具を使いエアー充填を行いましょう。
クルマに余計な荷物を積んでいませんか?
車重が重いと走行以外にも余分なエネルギーロスとなってしまい、車重が軽いときと比べて短い距離しか走行できません。このことで、多のく燃料を使用することとなり、燃費の悪い車になってしまいます。
車内の不要な荷物を取り除くことや、車の屋根にキャリアを取り付けないことなどで、車の重量を軽減してみましょう。
エアコンの使用は燃費を悪化させる可能性があります。
カーエアコンのコンプレッサーはエンジンを動力としているため、冷房使用時はエンジンに負担がかかってしまい、その分燃費を悪化させてしまいます。
逆に暖房はエンジンの排熱を利用して温風を出しているため、クルマの燃費への影響はほとんどありません。
必要なときだけ使用し、適切な温度に設定しましょう。
低燃費タイヤを選び、タイヤの空気圧を適切に保つことで、転がり抵抗を減少させることができます。
これらの方法を組み合わせて実践することで、車の燃費を効果的に改善することができます。
地面と接している唯一の自動車パーツである「タイヤ」。普段からクルマの足元を支え、私たちの命を守ってくれています。
前章で燃費改善のための方法で説明したなかでは、交換が必要になる自動車パーツでもあります。
タイヤは走る・曲がる・方向を転換するなど、自動車の基本動作に欠かせない部品ですが、じつは燃費改善に大きく改善が期待できる重要パーツでもあります。その理由は「転がり抵抗」と呼ばれるタイヤと路面の摩擦抵抗で燃費の良し悪しに大きく影響しているためです。
低燃費タイヤとは?はじめて聞く人でもわかりやすく解説!
「低燃費タイヤ」(通称:エコタイヤ)と呼ばれているタイヤに交換することで燃費改善に期待できガソリン代節約につながります。
タイヤと一言でいっても、「低燃費タイヤ」と「低燃費ではないタイヤ」に分類されます。
低燃費タイヤに交換することで燃費改善でき、ガソリン代を節約することが期待できます。
その理由を解説します。
低燃費タイヤは、転がり抵抗を最小限に抑える設計がされています。これにより、車が地面との摩擦を減少させ、燃料消費量を減少させて、燃費向上に寄与します。
燃料消費量を減らせるということは、石油の消費削減につながります。また、エンジンの燃焼行程で発生するCO2の量も削減できることにつながります。
低燃費タイヤは、環境負荷の低減に貢献できるメリットがあります。
クルマの不要な荷物を取り除けば、燃費改善につながるとお伝えしました
タイヤも同じ原理で、低燃費タイヤは軽量素材を使用して設計・製造されています。
このようなタイヤメーカーの技術革新で、車の重量を軽減することで燃費を改善します。
タイヤの形状や溝のデザインが空気抵抗を減少させるよう工夫されています。これにより、高速道路などでのエネルギー効率が向上します。
低燃費タイヤを使用することで、車の燃費を向上させるだけでなく、CO2削減に貢献できるなど環境にやさしい選択肢とされています。
それでは、低燃費タイヤはどのように選んだらいいのでしょうか?
「転がり抵抗性能」の等級がAAA・AA・Aに該当し、「ウエットグリップ性能」の等級がa・b・c・dに該当するものだけに、「低燃費タイヤ統一マーク」が表示されています。
低燃費タイヤ統一マーク
この統一マークは、タイヤの商品ラベル・メーカーサイトなどで確認することができます。
このようなラベルがタイヤに貼ってある、または商品サイトなどで確認できれば、そのタイヤは低燃費タイヤになります。
引用元:JATMA
この表示の場合は、転がり抵抗性能がAAグレード、ウェットグリップ性能がcグレードでありA以上のため、低燃費タイヤであることを示しています。
タイヤを交換するだけでガソリン代が節約できるにでしょうか?
ここでは、実際にどれくらいガソリン代が節約できるのか見てみましょう
ラベリングの転がり抵抗の等級が一つあがると燃費が1%程度、改善が見込めます
引用元:株式会社ブリヂストン
例えばC グレードのタイヤを装着していてAAのタイヤに交換することで、3%程度の改善が見込まれます。
レギュラーガソリン1リッター190円として
月平均 1,000 km走ると1年間で 12,000 kmの走行距離
クルマの平均燃費が10.0 km/ℓなら
1年間で1,200のガソリンが消費されます
月平均走行距離1,000km÷現状の燃費10km/ℓ
=年間消費量1,200ℓ
月平均走行距離1,000km÷3%改善後の燃費10,30km/ℓ
=年間消費量1,165ℓ
1年間でガソリン代、約35ℓ節約になります
年間約6,650 円お得になります!
クルマの燃費を改善し、ガソリン代を節約すためにはさまざまな方法があることを説明してきました。
その中でも、自動車部品の一つである「タイヤ」を「低燃費タイヤ」に交換することで、燃料消費量を抑えて、ガソリン代節約できることをわかってもらえたと思います。
長いシーズン使えて、ガソリン代が節約できる低燃費タイヤは現代の高性能な自動車には必須アイテムだと感じます。
ぜひ、この機会に「低燃費タイヤ」への交換を検討してみてください