【2024年】低燃費タイヤおすすめ10選!夏タイヤの選び方も解説

【2024年】低燃費タイヤおすすめ10選!夏タイヤの選び方も解説

 

夏〜春先・秋口を含む「ウィンターシーズン以外」の走行で安全かつ快適にドライブを楽しむには、適切な サマータイヤ(夏タイヤ) の装着が欠かせません。車種や道路状況に合ったタイヤを選べば、走行安定性やタイヤ寿命も向上します。


この記事では、
•タイヤの寿命・交換時期の目安
•サマータイヤ選びのポイント
•タイプ別・用途別のおすすめモデル 10選


を解説します。これからタイヤ交換を検討中の方の参考になれば幸いです。


1. タイヤ寿命・交換時期の目安


タイヤはゴム素材でできており、使い方や環境によって劣化していきます。以下の基準を目安に、定期的な点検と交換を考えましょう。

指標

目安・注意点

残り溝(トレッド深さ)

スリップサインが出たら交換(一般には溝深さ1.6 mm)。ただし、安全性を考えるなら3〜4 mmあたりで交換を検討すべきです。

使用年数(経年劣化)

ゴムは時間とともに硬化・ひび割れしやすくなります。5〜6年経過したタイヤ、あるいは製造から10年を超えたタイヤは交換を強く考慮したほうがよいです。

偏摩耗・ひび割れ・損傷

タイヤショルダー部(端)の摩耗、側面のひび割れ、カットや傷などがあれば、早めに交換すべきサインです。

性能劣化(違和感)

ウェットで滑りやすくなった、異音が出る、乗り心地が悪くなった、といった変化を感じたら点検を。


補足
タイヤの寿命は、車の用途(街乗り・高速道路走行・スポーツ走行など)、走行距離、保管環境(屋外/屋内、温度変化)などによって大きく変わります。上記はあくまで一般的な目安としてください。


2. サマータイヤを選ぶ際のチェックポイント


タイヤを選ぶ際には、単に「有名ブランドだから安心」だけでなく、性能・適合性・コストパフォーマンスを総合的に見て判断することが大切です。以下のポイントを押さえましょう。


2.1 性能要素を理解する


サマータイヤ性能は、次のような要素で構成されます:
•ドライ性能:乾いた路面でのグリップ・コーナリング性能
•ウェット性能:濡れた路面での制動性・排水性能
•耐摩耗性(ライフ性能):摩耗の進み具合、寿命
•静粛性・振動吸収性:ノイズの抑制、乗り心地への影響
•燃費性能(転がり抵抗):抵抗を低く抑えることで燃費向上
•剛性・操縦安定性:ハンドリングの応答性・安定性


これらの要素はトレードオフ関係になりやすいため、「どれを優先するか」を用途に応じて決める必要があります。


2.2 ラベリング制度(低燃費タイヤ表示制度)


日本では、2010年1月から JATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)による 低燃費タイヤ等のラベリング制度 が導入され、タイヤ購入時に「転がり抵抗性能」と「ウェットグリップ性能」が等級表示されるようになりました。 
•転がり抵抗性能:AAA → AA → A → B → C の5等級
•ウェットグリップ性能:a → b → c → d の4等級
•転がり抵抗性能が A 以上、かつウェットグリップ性能が a〜d の範囲に入るタイヤが「低燃費タイヤ」としてラベリングされます。 


この制度により、消費者はタイヤを比較しやすくなりました。ただし、ラベリングの性能表示は「一定条件下での試験値」であり、実際の走行条件(気温、路面状態、空気圧、車重など)によって実性能は変わります。


2.3 適合サイズ・負荷指数・速度記号


自車に合った タイヤ外形・幅・扁平率・リム径・負荷指数(LI)・速度記号(SI) を守ることは必須です。規格外のサイズを選ぶと、走行安定性や安全性、車両保証に影響することがあります。


2.4 ブランド信頼性・性能評価


国産ブランド(ブリヂストン、住友ゴム(ダンロップ含む)、ヨコハマなど)は、日本国内の道路・気候特性を反映した開発実績があるため一定の安心感があります。一方、海外ブランド(ミシュラン、コンチネンタル、ピレリ等)はグローバルな性能評価実績を持っており、選択肢として有力です。
ただし、同一ブランド・同一型番でも仕様(強化版、静粛性仕様など)が異なるケースがあるため、購入時には仕様詳細を確認しましょう。


2.5 コストパフォーマンス(トータルコスト視点)


タイヤの価格は、購入時の単価だけで判断してはいけません。
交換時の 送料・取付工賃・廃タイヤ処分料・寿命(摩耗の進み方)・燃費影響 などを含めた トータルコスト を意識して比較しましょう。


2.6 その他チェック項目

•DOT(製造年週)表示:購入時には製造年をチェックし、古すぎる在庫品を避ける
•空気圧・アライメント調整:交換後の空気圧管理やアライメント調整は性能維持に不可欠
•ローテーション:前後・左右交換を適宜行い、偏摩耗を抑える

迷ったらこれ!



低燃費タイヤの代表格といえる人気の高い、ブリヂストンのエコピアNH200シリーズがおすすめです


その理由は新車装着タイヤ同等の性能であり、履き替えてから性能に違和感を感じずに走行することができるタイヤだからです。低燃費性能に優れていて、従来モデルと比較して転がり抵抗がセダン・ミニバン向けのNH200で11%低減、軽・コンパクト向けのNH200Cが6%低減しています


最近では全国的にガソリン価格が高騰していますが、低燃費性能が優れていることで、燃費が向上しガソリン代の節約につながるので、家計の見直しを考えている方はメリットを感じることができます


NH200シリーズはゴムがすり減りにくいといった特徴があり、一度購入することで長く使用することができます。また、偏摩耗といわれる部分的にミゾが減る摩耗がおきずらく、局地的にミゾが残っていてもタイヤを廃棄する必要がなくなり、タイヤを最後まで使い切ることができるので、短いサイクルで新品買い替えの出費が減り、経済性に優れています


さらに、摩耗が均一化されることでミゾが減ってきても排水性が損なわれることなく、濡れた路面でもウェットグリップを常に発揮してくれます。一年を通してドライ路面やウェット路面を走行する機会が多い日本において、NH200シリーズは雨の日に安全に走行することができるのも魅力的な要素です


そして車種別専用設計のNH200シリーズはセダン、ミニバン、コンパクト、軽自動車などさまざまな車種に対応していて、豊富なサイズラインナップから車に合ったタイヤを選べるのも、おすすめポイントになります


ブリヂストン低燃費タイヤのエコピアNH200はコチラ↓

低燃費夏タイヤのおすすめ10選

ECOPIA NH200イメージ1
総合評価
/5点満点中
軽、コンパクト、セダン、ミニバン
ECOPIA NH200の特徴

軽・コンパクト/コスパ重視

ECOPIA NH200の評価

低燃費性と偏摩耗抑制を重視。小型車向けに最適な設計。

ENERGY SAVER 4イメージ1
総合評価
/5点満点中
オープンプライス
軽、コンパクト、セダン、ミニバン、SUV
BluEarth AE-01Fイメージ1
総合評価
/5点満点中
オープンプライス
コンパクト、セダン
EfficientGrip ECO EG02イメージ1
総合評価
/5点満点中
オープンプライス
軽、コンパクト、セダン、ミニバン
NEWNOイメージ1
総合評価
/5点満点中
オープンプライス
軽、コンパクト、セダン、ミニバン
ENASAVE EC204イメージ1
総合評価
/5点満点中
オープンプライス
軽、コンパクト、セダン、ミニバン
ENASAVE RV505イメージ1
総合評価
/5点満点中
オープンプライス
軽、コンパクト、ミニバン
NANOENERGY 3 PLUSイメージ1
総合評価
/5点満点中
オープンプライス
コンタクト、セダン
TRANPATH mp7イメージ1
総合評価
/5点満点中
オープンプライス
軽、コンパクト、ミニバン
ECOS ES31イメージ1
総合評価
/5点満点中
オープンプライス
軽、コンパクト、セダン、ミニバン


夏タイヤの選び方

燃費を重視したエコタイヤの特徴

タイヤ業界では、2010年1月ラベリング制度がスタートしました。これは転がり抵抗性能」と「ウェットグリップ性能」の両性能とも一定の基準を満たしたタイヤだけに、「低燃費タイヤ」の統一マークを表示できます。JATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)の試験テストをクリアし認証を受けたタイヤが「低燃費タイヤ」、通称「エコタイヤ」呼ばれます


エコタイヤを装着するとノーマルタイヤと比べて、1~4%燃費が向上するといわれています。エコタイヤは普通のタイヤと比べてタイヤの接地面のパターンやコンパウンドによってタイヤの転がり抵抗を減少させているため燃費を向上させ、給油の回数を減らすことで、より長距離を走行できます。 タイヤと路面の間の摩擦が少ないので、劣化しにくく長寿命である点もエコタイヤのメリットといえます


エコタイヤは、最近では新車に標準装備されていることが多くなりましたが、エコタイヤからエコタイヤへの履き替えは車の性能を落とさず走行できますし、普通のタイヤからエコタイヤに履き替える場合は燃費向上を実感することができます


エコタイヤの特徴は「転がり抵抗が少ない」点にありますが、転がり抵抗を良くするためにタイヤが柔らかい素材で出来ており、雨の日のグリップ性能が劣るといったデメリットがあるのです。ただし、メーカーの開発努力もあり、転がり抵抗とウェットグリップを両立したモデルも発売されています


低燃費タイヤ(エコタイヤ)の詳細はコチラ↓


乗り心地、静粛性を重視したプレミアムコンフォートタイヤ


プレミアムタイヤは静粛性と乗り心地に関わる、衝撃吸収性などの快適性能を兼ね備えていて、各タイヤメーカーの研究開発された独自技術が搭載されていて、フラッグシップモデルとして取り扱われています


セダンや高級ミニバンなどといった静粛性が高く、乗り心地を重視した車種に装着することで性能を実感できるタイヤです。タイヤや路面から発生するノイズが少なくなることで、車内空間が静かになり、同乗者との会話がしやすくなります。また、振動が減ることで車酔いしにくいといった効果が得られますので、小さなお子さんがいるご家庭には静粛性の高いタイヤをおすすめします。


近年では、各社から低燃費性能が高いモデルも発売されていて、「静粛性・快適性・低燃費」の3拍子揃ったプレミアムタイヤもあります


デメリットはプレミアムモデルという位置づけで価格帯が高いことです。セダンやミニバンはタイヤサイズが高インチモデルが装着されていることもあり、1回のタイヤ購入や交換にかかる費用は大きくなってしまいます。また、静粛性が高く乗り心地を重視しているので快適にドライブができますが、ストップアンドゴーを繰り返す信号などの多い街乗り走行が多い場合だと、タイヤ価格が割高に感じるかもしれません、高速道路主体の走行や長距離走行でその効果をより実感できるタイヤです


静粛性能が高いミニバン用のレグノGRV2を使用したレビューはコチラ↓


グリップ性能に特化したスポーツタイヤ


スポーツタイヤはスポーツ性能の高いタイヤです。グリップ力を重視してタイヤのコンパウンドやトレッドパターンが開発されていて、高い走行性能を発揮します


一口にスポーツタイヤといっても、種類は細分化されます。サーキット走行を目的とした「Sタイヤ」、街乗りからサーキット走行までカバーする「ハイグリップタイヤ」、街乗り走行を主体とした「カジュアルスポーツタイヤ」といったように、スポーツタイヤにも種類があり、その性能はさまざまです


そして、スポーツタイヤといっても、スポーツカー専用に装着するというわけではありません。軽自動車やコンパクトカー、あるいはフルサイズセダン、SUVなどでも純正タイヤとして装着されている車種もあり、スポーツタイヤで自在に車をコントロールしたい、安定した発進、しっかり曲がる、止まるなどの動作を含めて走行性能や走りを楽しみたいと求めてる方におすすめです。スポーツタイヤは、ウェットグリップ性能も高いモデルもあり、雨の日のスリップしやすい環境下でも安心して運転することができます


グリップ力が高くハイパフォーマンスなタイヤなので価格帯は高い傾向にあります。そして一般のタイヤでは重視されている低燃費性能、静粛性、乗り心地、耐久性などは犠牲にされていています。グリップ力の性能の高さからタイヤの摩耗が早いといったデメリットがあります。各社の技術の進歩によってひと昔前より改善されたモデルが増えてきたとは言え、スポーツ走行を求めていない方は「低燃費タイヤ」や「コンフォートタイヤ」が選択肢となります

まとめ

サマータイヤ選びは、性能要素・適合性・コスト・用途 のバランスを意識することが重要です。
本稿では、まず迷ったときの選択肢として ECOPIA NH200 シリーズ を紹介し、そのうえで低燃費性〜高性能モデルまで、用途別に 10 本をリストアップしました