キャンピングカーおすすめタイヤ4選!専用タイヤが必要な理由も解説

キャンピングカーおすすめタイヤ4選!専用タイヤが必要な理由も解説

 

近年、キャンプブームもあり日本におけるキャンピングカーの人気が高まっています


それに伴うキャンピングカー向けタイヤへの需要も年々高まっています。キャンピングカーは高荷重、高重心の車両特性による運転時のふらつきなどが発生しやすいといった特徴があり、それに対応する専用タイヤが各タイヤメーカーより開発・販売されています


今回は、キャンピングカー向けのおすすめタイヤと、選び方をご紹介します。選び方を参考に使用シーンにあったキャンピングカー専用タイヤを見つけてください

キャンピングカー専用タイヤが必要な理由


日本国内では車中泊をはじめとする、アウトドアブームの背景もありキャンピングカーの需要が高くなっています。下のグラフのように、国内キャンピングカーの保有台数は2005年の50,000台から増え続け、2022年は145,000台と17年前から約3倍に伸びています

参考:日本RV協会


その一方で、キャンピングカーは積み荷や車両重量の影響を受けて、タイヤにかかる負荷が大きくなるといった傾向にあります


2018年2月3日・4日の2日間、日本自動車タイヤ協会は、幕張メッセ西駐車場においてユーザーが使用中のキャンピングカー17台のタイヤ点検を実施。 下記の使用状況であることを確認

参考:日本自動車タイヤ協会


タイヤ負荷率とは

太い屋

 

車両に搭載されたタイヤが許容できる最大の負荷を示す指標だよ。この負荷率は、タイヤが適切に機能し、安全かつ効果的に車両をサポートできる範囲を示しているよ


計算式は…

タイヤ負荷率(%)=車輌総重量÷タイヤ4本分の負荷能力x100

で求めることができるよ


タイヤ負荷率は100%を越えるとタイヤが損傷する可能性が非常に高くなります


幕張メッセ西駐車場の結果において、11台のタイヤ負荷率90%超の車両は、あと少し積み荷が増えた場合、タイヤの負荷能力をオーバーする恐れがありました


さらには、最も負荷がかかっていたタイヤは、負荷率が108%とタイヤの負荷能力を80kgオーバーしていた車両もあったとのことで、非常に危険な状態であることがわかります


タイヤの負荷能力オーバーや空気圧不足で走行し続けると、燃費が悪化したり、タイヤの損傷につながるなど経済性や安全性に影響します


対策としては…

ポイント

・荷物の積みすぎ、荷物の偏った積み方を防ぐ
・月に一度のタイヤ空気圧点検・調整をする
・キャンピングカー専用タイヤを装着する

キャンピングカー専用タイヤの選び方


キャンピングカーは車重が重い、重心が高いといった車両の特性による運転時のふらつきなどが発生しやすいといった特徴があります

キャンピングカーの特徴

車重が重い⇒タイヤの耐久性が求められる
重心が高い⇒操縦安定性が求められる

アル美

 

キャンピングカー専用タイヤってあるの?

太い屋

 

CP規格といって、LT/C(商用車用)規格のタイヤより空気圧を高めて、キャンピングカーに求められる、高負荷域での常用を可能にした専用タイヤがあるよ



出典:ミシュラン


タイヤ購入時は、車両に装着されているタイヤサイズを確認する必要があります。タイヤサイズの見方については、下記ページで解説しています

キャンピングカーにおすすめのタイヤ4選

CROSSCLIMATE CAMPINGイメージ1
総合評価
/5点満点中


メーカー ミシュラン
ブランド CROSSCLIMATE CAMPING
タイヤサイズ 全3サイズ
CP規格 あり


製品特徴

夏タイヤでありながら急な雪でも安心なキャンピングカー専用のオールシーズンタイヤ。サイドウォールには国際基準で定められたシビアスノータイヤ条件に適合した証である「スリーピークマウンテン スノーフレークマーク」が打刻されており、高速道路の冬用タイヤ規制時でも走行可能なタイヤとして認められています。


タイヤパターンは「Vシェイプ トレッドパターン」と呼ばれるセンターからショルダーにかけてV字に切れ込む方向性パターンを採用していて、排水性も考慮された設計となっているため、ウエット路面のグリップも高いパフォーマンスを発揮してくれます


摩耗度が4段階(0%・25%・50%・75%)でわかる「トレッドウェアインジケーター」を搭載しているので視覚的にタイヤ交換目安がわかりやすいです


タイ屋

 

紹介するキャンピングカー専用タイヤの中で唯一のオールシーズンタイヤ。天候が変わりやすい山道や、気候が不安定な時期や場所に訪れる方には最適なモデルです


BluEarth-Camperイメージ1
総合評価
/5点満点中


メーカー ヨコハマタイヤ
ブランド BluEarth-Camper
タイヤサイズ 全5サイズ
CP規格 あり


製品特徴

BluEarth-Camperはタイヤパターンは雨に強いBluEarth-Vanのパターンをベースに、高硬度のキャップコンパウンドを使用する事で、ふらつき抑制・操縦安定性を確保しています


低発熱の2種類のコンパウンドを使用したビードフィラーを採用、タイヤのトレッド部全体にはベルトカバーを配置することで、キャンピングカーの重架装・重積載にも耐えられる耐久性を確保しています


欧州のタイヤ・リム標準規格(ETRTO)のキャンピングカー専用規格「CP規格」を採用、その証としてタイヤサイズ脇に「CP」の刻印がされています


タイ屋

 

タイヤサイドにはキャンピングカーにふさわしく雄大な山岳をモチーフにしたデザインが施され、キャンプやアウトドアをイメージさせる外観になってます


DURAVIS CAMPERイメージ1
総合評価
/5点満点中


メーカー ブリヂストン
ブランド DURAVIS CAMPER
タイヤサイズ 全2サイズ
CP規格 なし


製品特徴

2013年5月に発売された「DURAVIS CAMPER」は、CP規格が日本に導入されたのが2019年であるため、タイヤサイドウォール部にはCP規格のマークではなくサイズの後に「LT」と表記されています。ただし、小型トラックにも装着できるロードインデックスのため、タイヤであるのは間違いありません


キャンピングカー特有のふらつきをDURAVIS CAMPER専用ケースにより、トレッド部の剛性UPを含め、ケース剛性を高めたことで、DRY操縦安定性の向上、ふらつき抑制に加え、

耐久性や転がり抵抗など

サイドウォール部には「キャンプ」をイメージした山×テントのデザインが施されているのもポイントです。


タイ屋

 

日本国内市場初のキャンピングカー専用タイヤ。操縦安定性やウェット性能に定評があり、


VanContact Camperイメージ1
総合評価
/5点満点中


メーカー コンチネンタル
ブランド VanContact Camper
タイヤサイズ 全4サイズ
CP規格 あり


製品特徴

ドイツの大手タイヤメーカーコンチネンタルから販売されているタイヤです。


ヨーロッパでは広く流通している製品ですが、これまでは国内での取り扱いはなく並行輸入でしか手に入りませんでした。


しかし2023年に正式に国内流通がスタートし、徐々に普及が進んでいます。

※性能評価は試乗や使用ユーザーを元にサイト管理者が独自で評価しています。製品特性・評価等は絶対的に保証するものではありません


便利なタイヤ購入と交換サービス

TIREHOOD

タイヤ購入と交換予約がネットで完結できるサービスを紹介します


タイヤフッドであれば、「タイヤ購入」と「タイヤ交換予約」を一度にできるネットサービスです。お店が交換予約を対応できる日程もすぐ確認でき、商品もお店に直送するので、事前にタイヤを受け取って持ち込む必要がありません。


  • STEP
    タイヤ検索で最適なタイヤを見つける

    車種、タイヤサイズなど、いくつかの条件を選ぶだけで、最適なタイヤが見つかります。

  • STEP
    近所の交換店舗を選んで希望の日時で交換予約

    全国の交換店舗の中からお店を選んでオンラインで予約ができます。

  • STEP
    予約当日に交換店舗へいくだけ

    予約当日は手ぶらでお店にいくだけ。購入したタイヤは、店舗に事前に配送されています。


安く購入できて、全国4900店舗の中から取付店舗を選べる利便性で人気です。


まとめ

この記事ではキャンピングカーにおすすめの夏タイヤとタイヤの選び方について紹介しました


キャンピングカーは高荷重、高重心の車両特性により、運転時にふらつきなどが発生しやすいといった特徴があり、専用タイヤ装着をおすすめします。専用タイヤでも、燃費が悪化したり、タイヤの損傷につながるなどトラブルを回避するために、日頃の空気圧点検・管理も大切です