ミニバン専用タイヤの「TRANPATH mp7(トランパス エムピーセブン)」は、2022年1月にTOYO TIRE株式会社から発売された乗用車用の夏タイヤです
従来品のミニバン専用タイヤ「TRANPATH mpZ(エムピーゼット)」から、8年ぶりとなるモデルで、ウェットグリップ性能「a」(一部「b」)、転がり抵抗係数「A」の低燃費タイヤ等ラベリングを実現しています
タイヤの性能はどうなのか?
使用している人の口コミ・評判はどうなのか?
価格は?
ここでは、「TRANPATH mp7」についての商品特徴、口コミや評判について紹介します
出典:TOYO TIRE(株)
国内では新車登録台数に占めるミニバンの構成比は乗用車の中でも高く、人気の高いミニバンは多くの自動車メーカーからさまざまな車種が発売されています
トーヨータイヤは、1995年にミニバン専用タイヤという新しいカテゴリーを打ち出して、国内で初めて発売した経緯があります。そして、四半世紀以上の間、タイヤ業界をリードしタイヤに求められる性能を追及することで、ミニバン専用タイヤの開発・販売が進められてきました
「トランパスMP7」は、全29サイズのサイズラインナップで多くのミニバン車種に対応したモデルになります
転がり抵抗「A」、ウェット性能は「a」(一部サイズ b)を獲得した低燃費タイヤです
出典:TOYO TIRE(株)
「トランパスMP7」では非対称3本溝パターンが採用されています
従来モデルと同様に「高剛性ブロック」と、今回新たに「ワイド4リブ化」が搭載されたことで、接地面積が増えることで、高さのあるミニバン特有のふらつきを抑え、ハンドルのブレを制御することで、安定感のある走りを実現しています
そして、「ダイナミックテーパー」と呼ばれるヨコ・ナナメ方向に刻まれた溝により操縦安定性を確保するとともに、ブレーキ時や発進時にブロックが倒れこまないようにサイプの形状を立体化させて、ブロック同士が支え合う技術である「3Dマルチサイプ」を搭載することで、偏摩耗抑制に貢献しています
これらのパターン技術がにより、「トランパスMP7」は従来モデルから比べて、レーンチェンジ時(車線変更)に発生する振り返しによるふらつきを抑制し、滑らかなレーンチェンジ操作を行うことができます
横風であおりを受けやすいミニバンですが、「トランパスMP7」であれば、車体のふらつきを低減してくれるので、高速走行時には安心です
ミニバン特有のふらつきを抑制
優れた操縦安定性を確保し、偏摩耗を抑制
偏摩耗を抑制
ミニバン特有のふらつきを抑制し、耐摩耗性能が向上
出典:TOYO TIRE(株)
「トランパスMP7」では、従来モデルからウェット性能が向上し、トランパスMPZ対比で15%短縮しています
トーヨータイヤが実施した、水深1㎜の濡れたアスファルト路面を、速度100km/hの直線走行からフルブレーキングし、0km/hまで完全停止するまでの制動停止距離の測定結果は下記の通りです
TRANPATH mp7(トランパス エムピーセブン) 51.0m
TRANPATH mpZ(トランパス エムピーゼット) 59.7m
TRANPATH mp7のほうが8.7m短く停まる
8.7mという距離は例えるなら、マンション3階程度の高さです
雨の日は、視界が悪く、路面もスリップしやすく、安全に走行したいと思うところですが、「トランパスMP7」であればウェットブレーキング性能が大幅に向上していて、とっさのブレーキ操作でも安心感があります
TRANPATH mp7は雨の日の安全性能がアップしていて、濡れた路面での安心感があるよ
トランパス mp7の取り扱いサイズは、14インチから18インチまでの29サイズあります
全29サイズ低燃費タイヤでグレーディングは、転がり抵抗「A」、ウェットグリップ性能は「a」または「b」です
転がり抵抗性能:A、ウェットグリップ性能:a 20サイズ
転がり抵抗性能:A、ウェットグリップ性能:b 9サイズ
インチ | 偏平率 | タイヤサイズ | 転がり抵抗 | ウェットグリップ |
---|---|---|---|---|
18 | 45 | 215/45R18 93W XL | A | a |
225/45R18 95W XL | A | a | ||
50 | 225/50R18 95V | A | a | |
235/50R18 101V XL | A | a | ||
55 | 225/55R18 98V | A | a | |
17 | 50 | 205/50R17 93V XL | A | a |
215/50R17 95V XL | A | a | ||
55 | 205/55R17 95V XL | A | a | |
215/55R17 94V | A | a | ||
225/55R17 101V XL | A | a | ||
60 | 215/60R17 96H | A | a | |
225/60R17 99H | A | a | ||
16 | 55 | 205/55R16 94V XL | A | a |
60 | 195/60R16 89H | A | a | |
205/60R16 96H XL | A | a | ||
215/60R16 95H | A | a | ||
65 | 205/65R16 95H | A | a | |
215/65R16 98H | A | a | ||
70 | 215/70R16 100H | A | b | |
15 | 55 | 175/55R15 77V | A | b |
60 | 165/60R15 77H | A | b | |
185/60R15 84H | A | b | ||
65 | 165/65R15 81H | A | b | |
175/65R15 84H | A | b | ||
185/65R15 88H | A | b | ||
195/65R15 91H | A | a | ||
205/65R15 94H | A | a | ||
14 | 65 | 165/65R14 79H | A | b |
70 | 185/70R14 88H | A | b |
春なので😊🙌
トーヨータイヤ
トランパスmp7に履き替えた!!😆🙌
純正がコンチネンタルだったが、
比べるとなかなか良い乗り心地👍👍 pic.twitter.com/XlkOvS6lxi— ねこっぴおやきッチ (@PONTAnekotarou) March 25, 2023
ヴォクシー燃費改善。
トーヨータイヤ トランパス mp7を装着。低燃費タイヤでありながら、ウェットグリップ、転がり性能も良く。何よりコスパが最高です。👍
さて、更に燃費が改善されるか楽しみです。😊 pic.twitter.com/87ZiuCMrG0— みやちゃん (@miya_father) February 3, 2024
昨日交換したTOYO TRANPATH MP7 とMPZの比較
サイドロゴがTOYO TIRESになったのね。それと外側の溝が一本減ってる pic.twitter.com/RUUqtEMW0f— なおみな (@clubman72) March 19, 2023
トーヨータイヤのTRANPATH mp7に履き替えた個人的な印象(旧:使い古したTristar SPORT POWER)
・発進良くなった(タイヤが地面を掴む感じ)
・転がり○
・轍でもフラつきづらい
・柔らかい感覚 ちょびっと静かかな
ミニバン用だけど、車高のあるSUVとも欲しい要素は被るからいい感じ pic.twitter.com/FyEILhD4aq— デジモノ好き (@TDegimono) January 20, 2023
5点満点中 4.53点 (レビュー143件)
ソリオも5年半乗り 最初から付いてるタイヤも もうショルダーがひび割れ デーラーからも点検で指摘されで で交換となりました
ネットで タイヤフッドと言うところをチョイス 安めのタイヤと取り付ける店を指定出来るので 便利かなと
トーヨートランパスMP7 はミニバン用と言う事ですが ブルーアースが結構ポヨンポヨンしてたので MP7に
交換して間がないので これからですが 固め 転がりも良さそう なので期待してます
出典:みんカラ
ロードノイズが消えて乗り心地も良くなったのでいい感じです。
出典:みんカラ
夏タイヤに交換。
オープンカントリーからMP7にしました。
乗り心地よく静かです。
リフトアップしてマッドタイヤ履いたけど舗装路メインだし、うるさいしと思う方にはミニバン専用タイヤいいですよ!
出典:みんカラ
X(旧Twitter)やみんカラでの口コミや評価では、「乗り心地がよい」、「静か」といったワードが圧倒的に多いです
トランパスMP7は、「雨の日でもしっかり走れるミニバン専用タイヤ」をコンセプトに、従来モデルからウェットブレーキ性能が大幅に向上しているのが特徴です
車体がふらつきやすいミニバン向けに専用設計されたブロック剛性とタイヤパターンにより、乗り心地を高め、多くのユーザーがその良さを実感している印象です
「静かさ」も実感できることで、同乗者との会話も聞き取りやすい、ナビや音楽の音がクリアに聴こえることで、友人や家族とのドライブでも静かな車内空間を提供してくれるので、長距離ドライブも楽しむことができるタイヤです
ここでは、オートバックスセブンとカーフロンティア(三菱商事グループ)出資の企業である、株式会社BEADが運営する、人気タイヤ通販大手の「TIREHOOD(タイヤフッド)」で比較しています
タイヤサイズ:195/65R15 91H
カテゴリー:サマータイヤ(夏タイヤ)
対応車種:ミニバン(専用タイヤ)
ラベリング:あり(低燃費タイヤ)
2024年2月
モデル名 | メーカー |
価格 |
総合評価点数 |
転がり抵抗抵抗 | ウェット性能 |
---|---|---|---|---|---|
REGNO GRVII | ブリヂストン | 17,160円 | 4.65( 46件) | A | b |
Playz PX-RV2 | ブリヂストン | 14,190円 | 3.83( 2件) | A | a |
EfficientGrip RVF02 | グッドイヤー | 13,860円 | - | AA | b |
ENASAVE RV505 | ダンロップ | 11,110円 | 4.44( 29件) | AA | b |
BluEarth-RV RV03 | ヨコハマ | 10,670円 | 4.44(273件) | A | a |
TRANPATH mp7 | トーヨータイヤ | 8,910円 | 4.34(409件) | A | a |
出典:TIREHOOD
価格の高い順で並べると、ミニバン専用設計で低燃費タイヤのトーヨータイヤの「TRANPATH mp7」は6モデルの中で最も安いタイヤで、価格は8,910円。ブリヂストンのプレミアムモデルであるREGNO GRVIIと比べると、1本あたり8,250円の値差になります
注目すべき点は、レビュー件数がもっとも多い409件。発売時期が22年と比較的に新しいモデルであることを考えると、ミニバンに求められる高い性能面と価格帯も安価であることが、多くの方に支持されている理由であると察します
また、ブリヂストンのPlayz PX-RV2はウェット性能に優れたミニバン専用タイヤで、トーヨータイヤの「TRANPATH mp7」と同じく、転がり抵抗「A」ウェット性能「a」です、しかしながら1本あたりの値差は5,280円と高いです。
総合評価点数とレビュー件数ともに、「TRANPATH mp7」のほうが上回っていて、人気の高さが伺えます
知人の日産のセレナに「トランパスmp7」が装着されていたので、高速道路を試乗した際のレビューを紹介します
直線で時速100km/hまで加速し車線変更を試してみると、コーナリングパワーが発生し、ミニバン専用タイヤということもあり、評判通りに揺り戻しが少ない印象でした
これは、あとから「高剛性ブロック」や「ワイド4リブ化」によるパターン特性のおかげで走行時に車体のコントロールが効いたのだと感じました
また、速度を一定に保ち、ゆるやかなカーブに進入した際も、車体が振られることなく、タイヤで踏ん張ってコーナーを曲がっていく体感がありました
積載物や積載重量により、車体の挙動も変わるかと思いますが、コーナー走行もステアリングが安定していて、安心感があります
走行したのが高速道路ということもあり、舗装されたアスファルト路面では、低音域や高音域のノイズが少なく、後部座席の人とも難なく会話が聞き取りできる静かさです
3列目シートに家族を乗せる機会も多いミニバンにおいて、車内空間が静かな「トランパスmp7」であれば、ストレスなく会話を楽しむことができるでしょう
ドライ路面の走行でしたが、車体のふらつきが少ないと印象で、直線やコーナー走行は非常に安定した走行ができました
「トランパスmp7」は価格帯も他の国産メーカーに比べてお手頃で、ミニバンユーザーにおすすめできる夏タイヤです
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タイヤ購入と交換予約がネットで完結できるサービスを紹介します
タイヤフッドであれば、「タイヤ購入」と「タイヤ交換予約」を一度にできるネットサービスです。お店が交換予約を対応できる日程もすぐ確認でき、商品もお店に直送するので、事前にタイヤを受け取って持ち込む必要がありません
車種、タイヤサイズなど、いくつかの条件を選ぶだけで、最適なタイヤが見つかります。
全国の交換店舗の中からお店を選んでオンラインで予約ができます。
予約当日は手ぶらでお店にいくだけ。購入したタイヤは、店舗に事前に配送されています。
安く購入できて、全国4900店舗の中から取付店舗を選べる利便性で人気です
ここでは、トーヨータイヤのミニバン専用タイヤである「TRANPATH mp7」の商品特徴と口コミ・評価を紹介しました
従来モデルのTRANPATH mpZからはウェットブレーキ性能が向上し、雨の日の安全性能が大幅に向上しているのが大きな特徴です
ミニバンは車種の特性上、ふらつきやすいといった特徴がありますが、「TRANPATH mp7」では高剛性ブロックやパターンに改良を加えることで、レーンチェンジなどのふらつきを抑制しています
X(旧Twitter)やみんカラといったSNSでの口コミや評価では、乗り心地や静かさといった面での評価が高く、タイヤラベリングは転がり抵抗性能が「A」ウェットグリップ性能は「a」(一部サイズはb)を獲得している低燃費タイヤになります
雨の日の安全性能や、乗り心地といった基本性能を確保しつつ、価格帯も国産メーカーの中ではロープライスで販売されている点が、多くのユーザーから支持されている理由の一つといえるでしょう