タイヤ保管方法は縦置きと横置きどっち?正しい保管方法を解説!

タイヤ保管方法は縦置きと横置きどっち?正しい保管方法を解説!

 

シーズンごとに行うタイヤ交換、取り外したタイヤを自宅で保管しているという方も多いかと思います

 

例えば輪ゴムを長期間放置すると劣化により切れやすくなりますよね。同じゴム製品であるタイヤも使ってない期間でも少しずつ劣化します

 

できれば一度購入したタイヤは長く使いたいと思いますね。適切な保管方法を知れば、タイヤの早期劣化を防ぐことができ、長持ちさせることが出来ます

 

今回はオフシーズン中のタイヤの適切な保管方法などについてご紹介します

 

タイヤ保管方法は縦置きか横置きどちらがおすすめか?も解説しています

タイヤは保管中にも劣化する


降雪地区にお住まいの場合は、スタッドレスタイヤが必須のため、一般的にタイヤ交換を実施する時期は以下のようになっています

 

夏タイヤ⇒スタッドレスタイヤ 10月⇒12月
スタッドレスタイヤ⇒夏タイヤ 3月⇒5月

 

車から取り外したタイヤは、次のシーズンも使用可能であれば、廃棄せずにおよそ半年間は保管しておく必要があります

 

ゴム製品のタイヤは、使用していない期間でも保管する場所や方法により劣化するのです

 

いざ交換しようとしても、保管状態が悪い場所で長期期間放置していると使用できないなんてことも起こりうるので注意が必要です

 

タイヤの寿命とは

各タイヤメーカーでは、使用開始から5年以上経過したタイヤを使用する場合は、タイヤ販売店などで点検を受けることを推奨しています

 

また、製造後10年経過したタイヤは、溝が残っているなど外観上問題ない場合でも、ゴムの劣化などの理由から新品タイヤへ交換することを推奨しています

 

直射日光の当たる場所や雨のかかる場所で保管しているなど、保管状態が悪い場合にはゴムの劣化が早まり、上記期間より寿命が短くなってしまう可能性があります

 

製造年月のみだけでなく、目視によりタイヤの状態をしっかりと見極めることが大切です

 

タイヤ製造年の見方はコチラ↓

タイヤを保管する前に実施すべきこと


タイヤを保管する際に、タイヤの状態をリフレッシュしてあげることで、劣化を防ぎ長持ちさせることが出来ます

 

タイヤ保管前の事前準備

タイヤの汚れを落とす

 

 

使用したタイヤには砂、泥、油汚れや化学物質などが付着しています

 

スタッドレスタイヤの場合は、冬道にまかれた融雪剤が付着した状態になっています

 

放置したままだとタイヤの劣化原因となるので、保管前には必ず洗浄するようにしましょう

異物を取り除く

洗浄する際には一緒にタイヤに異物が残っていないかもチェックしましょう

 

タイヤの溝の部分に小石などが挟まったまま保管すると、キズやクラックの原因になります

 

タイヤを長持ちさせるために、保管前には異物を取り除いておいてください

タイヤの空気を抜く

装着時のタイヤには、車ごとに適切な空気圧が充填されています

 

空気を抜かずに保管した場合、ひび割れや変形といった原因につながります

 

エアゲージを使って、内圧を半分位まで下げておくこと良いでしょう

正しいタイヤ保管は縦置き?横置き?

保管時のタイヤの置き方は、ホイール付きか、それともタイヤ単体かで異なります

 

ホイール付きかどうかで判断

タイヤのみは縦置き推奨

横置きした場合、下にあるタイヤが潰れることで、ホイールに組付けの際にフィットしにくくなる

ホイール組みは横置き推奨

縦置きにすることで、重さでタイヤに凹みができ、車に装着し走行した際に振動が出る可能性があり

 

 

縦置きの場合はタイヤラックで保管


専用のタイヤラックがあれば、物置やベランダ、テラスでも余計なスペースをとらず、見た目にもすっきりと収納できます

 

屋外で保管で保管する場合は、雨が降っても地面にタイヤが接地していないので、タイヤの劣化を防ぐことができます

 

タイヤラックといっても耐荷重の高いラックから、収納本数が4本だけでなく、車を複数台所持してる場合に対応した8本収納できるワイドサイズのラックがあります

 

キャスター付きであれば、保管場所から車まで女性や年配の方でもラクに移動できるなど便利です

 

さまざまなタイヤラックがあるので、保管場所や用途に合わせて選ぶことができます

 

横置きの場合はタイヤカバーで保管


直射日光や雨等はタイヤの劣化につながります

 

タイヤカバーをつけることで、よりタイヤを長持ちさせることが可能です

 

雨雪といった天候による水滴の侵入を防いだ撥水や防水加工されたものや、ホコリの侵入を防ぐ防塵加工されたものなどが安心です

 

一般的にはタイヤを4本横置きして、上から被せるタイプが主流ですが、持ち運びに便利なタイヤを1本づつ収納できる取っ手付きのモデルもあるので、用途に合わせて選ぶと良いでしょう

 

タイヤカバーは、タイヤサイズごとに大きさが変わるので、車のタイヤサイズを確認してから購入するようにしましょう

 

他にもあるタイヤ保管方法

 

タイヤ保管サービスを利用する

タイヤは大きく、重いため自宅での保管で以下のような悩みを抱えている方もいるかと思います

 

自宅での保管スペースをを確保できない

 

タイヤのニオイが気になる

 

タイヤ交換時に保管場所からの運搬や出し入れが大変

 

自宅でのタイヤ保管スペースを無くして、有効活用したい

 

このような場合、シーズンごとに夏タイヤとスタッドレスタイヤの交換を実施する方には、カーディーラーやカー用品店のタイヤ保管サービスを利用する方法もあります

 

保管してもらう(預ける)ことで、コストはかかりますが、上記の悩みは解消されます。さらに専用倉庫での厳重管理のもと、安心して保管することができます

 

オールシーズンタイヤを装着する

オールシーズンタイヤとは、「全天候型」のタイヤのことで、春~冬まで季節を問わずに一年中使用できるタイヤを指します

 

各タイヤメーカーからさまざまなモデルが発売されていて、乾燥した路面はもちろん濡れた路面では夏タイヤと同等、またはそれ以上の性能を持ちつつ、降り始めの浅い雪の上でも走行できるなど、夏タイヤからスタッドレスタイヤ交換前のとっさの雪にも対応していて近年、人気が高まっているジャンルのタイヤです

 

このことから、季節を問わず装着が可能なため、タイヤ保管のスペースの問題やコストを解消してくれるメリットがあります

 

ただし、デメリットもありスタッドレスタイヤとは異なり凍結路面(アイスバーン)ではスリップしやすく走行不可と各タイヤメーカーからアナウンスされている通り、降雪量が多い地域での装着には向きません

 

オールシーズンタイヤでタイヤ保管を解消してくれるのは、一年を通して雪の降らないエリアの方に限ります

 

まとめ

ここでは、「タイヤ保管方法」について解説しました

 

タイヤ保管前には、長持ちさせるためにタイヤを洗浄したり、空気圧を調整したりする必要があります

 

また、タイヤのみかホイール付きかで縦置き、横置きの保管方法も変わってくることを紹介しました

 

さらに、オールシーズンタイヤを装着、あるいはタイヤ保管サービスを利用することで、自宅の保管スペースが確保できない方にはタイヤ保管に関わる悩みを解消してくれるのでおすすめします

 

ここで紹介したタイヤ保管の方法を参考にしてみてください